晴れ、雨、曇りと3日つづく日の気温、湿度、気圧の変化を、気象要素ごとにエキスパート学習を行い、ジグソー学習によってその因果関係や天気との結びつきを考えさせました。
今回作成したラミネートを用いた教材は、書いたものをレイヤーとして重ねて表示できるというメリットがあります。様々な学習場面で汎用的に使用することが可能です。
「気象要素と日変化」の授業実践
【エキスパート学習】
1班のAくんは、天気と「気温」の関係を調べる。
1班のBくんは、天気と「湿度」の関係を調べる。
1班のCさんは、天気と「気圧」の関係を調べる。
【ジグソー学習】
その後、Aくん、Bくん、Cさんで天気とすべての気象要素の関係を考える。
その際、ラミネートフィルムに気象要素ごとのグラフを書き、グラフ目盛りと天気記号が書かれた紙を用いました(図1)。
エキスパート集団ではそれぞれの気象要素について読み込み、 ジグソー学習ではラミネートが透明なことを利用し、3つのグラフを重ね合わせて考えを深めました(図2)。
ワークシートからも生徒たちが、各要素の変化やその因果関係をよく読み取ることができていることがわかります。
「SCIENTA」の例会では、「気象要素ごとにグラフを分けるのではなく、天気ごとに分けて読み取るという授業展開の工夫もできる」というご指摘をいただきました。
紹介:栃山(理科サークル「SCIENTIA」)
問い合わせ先:
「SCIENTIA」髙橋政宏 m-takahashi★ra3.so-net.ne.jp(★を@に変えてください)