富士山の周辺で撮影した富士山の姿を紹介します
① 水ヶ塚公園から見る富士山(1)(静岡県富士市)
富士山南麓の二合目(標高1,500m)にあります。宝永火口が間近によく見えます。
県道152号線沿いで、広い駐車場と売店、トイレがあります。夏の期間は、富士宮口五合目への自家用車の乗り入れが禁止になるため、ここに駐車してシャトルバスかタクシーに乗り換えます。
② 田貫湖(たぬきこ)から見る逆さ富士(静岡県富士宮市)
富士山の西側にある田貫湖西岸の休暇村富士のあたりで、遊歩道から撮影しました。風のない穏やかな日には逆さ富士が撮影できます。
富士山正面の谷は大沢崩れで山頂から谷が形成されています。およそ1,000年前から崩れ始め、現在でも日々崩落をしています。
③ 田子の浦みなと公園から見る富士山(静岡県富士市)
富士山の南側にある海沿いの広い公園で、展望台から撮影しました。手前の海面は田子の浦港です。
④ 薩埵峠(さったとうげ)から見る富士山(静岡県静岡市清水区)
歌川広重の浮世絵の東海道五十三次「由井」に描かれている場所です。江戸時代は山道でしたが、現在は海岸沿いに左からJR東海道線、国道1号線、(遠方に見える)東名高速道路が通っています。
薩埵峠には、JR由比駅から西へ徒歩で約1時間で、ハイカーも多いルートです。車では、興津方面から細い急な山道です。小さな駐車場やトイレもあります。
⑤ 日本平から見る富士山(静岡県静岡市清水区)
日本平山頂(標高約300m)の公園から撮影しました。三保半島と駿河湾も見えます。
JR静岡駅からはバスの便もあります。
⑥ 水ヶ塚公園から見る富士山(2)(静岡県富士市)
この写真の撮影時期は秋ですが、真冬になるとこのあたりにも雪が積もります。県道152号線も、この付近で雪仕様のタイヤが必要になりますが、公園まで行くことができます。この駐車場の近くには、雪遊び広場があります。
⑦ 西湖から見る富士山(山梨県富士河口湖町)
西湖の北西端付近で、溶岩流とその上にできた樹海が湖に入り込んでいます。
⑧ 道の駅朝霧高原から見る富士山(静岡県富士宮市)
富士山の西側で、静岡県と山梨県を結ぶ国道139号線沿いです。
富士宮の市街地を過ぎると、このあたりまでにはさまざまな観光施設があって、家族ずれでにぎわっています。
⑨ 道の駅富士川楽座から見る富士山(静岡県富士市)
一般道からも東名高速道路のサービスエリアからも行けます。道の駅の展望フロアからは、富士山と富士川を見ることができます。
⑩ 新幹線の中から見る富士山(静岡県富士市)
新幹線の中からは、静岡市以東の各地で富士山を見ることができますが、建物などの人工物にあまり邪魔されないのは、富士川の橋梁を通過しているときでしょう。
⑪ 葛城山(かつらぎやま)から見る富士山(静岡県伊豆の国市)
伊豆葛城山は標高452mで、山頂からは富士山や駿河湾の一部を見ることができます。
北麓から山頂までロープウェイが運行されています。
⑫ だるま山高原レストハウスから見る富士山(静岡県伊豆市)
県道18号線(修善寺戸田線)沿いの、だるま山高原レストハウスから見たものです。駿河湾越しに富士山を見ることができます。
西伊豆スカイラインに入って達磨山(標高981.8m)に登れば、「十三国峠」とも呼ばれる眺望が得られます。
⑬ 十国峠から見る富士山(静岡県函南町)
伊豆・駿河・遠江・甲斐・信濃・相模・武蔵・下総・上総・安房の十国が見渡せるということでついた名称です。標高765mで、富士山や駿河湾、相模湾等が見られます。
県道20号線からケーブルカーでも登れます。
⑭ 駒ヶ岳から見る富士山(神奈川県箱根町)
箱根駒ヶ岳は箱根火山の中央火口丘で、山頂の標高は1,356mです。富士山や芦ノ湖が見渡せます。
芦ノ湖の湖畔からロープウェイで登れます。
火山活動と火成岩の学習の基本
→ 別の記事「火山で何をどう学ぶか」
富士山の火山地形の見学地
→ 別の記事「富士山の火山地形の見学地紹介(増補版)」
撮影・文責:長谷川静夫(科教協静岡) skrc@sf.tokai.or.jp