科教協静岡「研修交流会」(2018.4.30) での西村紳一郎さん(中学校勤務)の発表です。(科教協静岡)
尚、この記事の最後に、資料ファイルを添付しました。
西村さんは、「日常生活に関連づけて勉強をさせたい」ので、「天気の学習を、気候の変化を感じやすい秋にもってきて、 特に風(海風と陸風)に注目させた。」とのことです。「『上下方向の風』が雨天や晴天をつくりだしたり、『水平方向の風』が季節をつくりだしたりします。 風は偶然にふくものではなく、 必ず『温度差によって生み出される』という原因があります。そのことを深く理解するため」の取り組みです。
2) 海風と陸風が吹く理由(検証実験)
実験結果(各々3分間) ①土:18℃→59℃ 水:18℃→24℃ ②土:53℃→35℃ 水:53℃→49℃
3) 空気の対流実験(生徒実験)
・ 水槽や段ボール箱など様々な方法を試したが、 この1Lビーカーが一番煙の循環を確認しやすい。生徒が自分の目で確認できる。
【改良実験】理科サークル「SCIENTA」のニュース「Serendipity」№50(2019.3)に掲載された実験法
【参考】 空気の動きをビーカー内でつくる
4) 海風・陸風の学習から、 日本の四季の学習へ
・ 海の水と陸地の温度の違いから、 実感を伴って大規模な風と夏や冬の天気を考えさせることができる。
5)具体的な資料(雲の写真、 天気図、 地形図など)を用意することによって、 天気が変化する原因等を考えさせる
【参考:理科サークル「SCIENTIA」のニュース「Serendipity」№36に掲載の資料】