● お箸テスター
今年の科教協全国大会の科学お楽しみ広場で入手した佐久間徹さん(東京)の金属発見器の紹介と実験。
割り箸に銅線(サンドペーパーで皮膜をはがした太めのエナメル線でも可)を巻いた装置(下図は佐久間さんの資料の一部。図は豆電球バージョンだが、下の写真は豆電球の換わりにその部分をモーターにしたもの)。
ペットボトルのキャップの中心から少し離れた位置に穴を開けモーターの回転軸に差し込むと、導通時にキャップが振動しておもしろい。
箸の先端に銅線が来るようにすると(下の写真)金属との接触がよくなる。
小学生でも危なくなく、金属さがしができる。装置の途中の接触不良で実験が上手くいかないという心配も少ない。
子どもは電気と磁気を混同しがちなのでコイン(金属)が導通するかクイズや、折り紙の銀紙(アルミ箔=金属)は導通するが金紙(銀紙の上に黄色のセロファンを貼ってある→導通しないが表面をはがすと導通)はおもしろい。食べられる製菓材料のアラザン(表面が銀箔で覆われている)の導通も意外性がある。
【追記】お箸テスターの別バージョンで豆電球と先端にクリップを使ったものが、次の記事にあります。 → 「楽しく・よくわかる電気学習」(2023.06)
● ピッカリテスター
科教協静岡内で手作りした、金属の導通や水溶液にイオンがあるかないかを導通で確認する器具。
100Vの電源を使うので注意が必要だが、演示実験では見やすい。
(詳細は、2012年8月の記事へ)
この記事は、「静岡理科の会」の10月例会で紹介されたものです。
紹介:鈴木義子