単体の授業で、立体構造の宇宙を平面上で解釈するのは難しいことです。それの緩和をねらった教材です。
CDは安価で、簡単に手に入り、かつ中心軸で回転させることができます。この良さ用いて、様々なシートと組み合わせて天体の理解を助けます。例えば、図1の「自転シート」ではCDを地球に見立てます。付箋で観測者を作れば、 時間と方角の関係が理解しやすくなります。
「公転シート」ではCDの中心が太陽になり、CD上に描かれた地球が回転することで季節と見える星座がわかります。さらに、図2のように「自転シート」と「公転シー ト」の併用で星座の見える時間や方角を容易に考えることができます。
これはフローチャート問題(図3)で、自分で確認することもできます。
図4は「月の満ち欠けシート」で、いろいろなことに応用できそうです。
この教材は、理科サークル「SCIENTA」2月例会で報告があったものです。
また、科教協静岡の「研修交流会」(4月29日:ふじのくに地球環境史ミュージアム) の中学校・高校の講座でも紹介されます。
例会では「このシートで作業させると、どこでつまづいているかわかる。つまり、思考を作業に変換させれば、教師にとっても見取りがしやすい。」と評価されました。
問い合わせ先:高橋政宏(理科サークル「SCIENTIA」)
m-takahashi★ra3.so-net.ne.jp(★を@に変えてください)