新学習指導要領では、小学校3年生に音に関する内容が新たに加わった。小学生が聞くだけでなく、楽しみながら音を見たり感じたりできる教材として、地元の「夏休み理科実験教室」で実践したものです。
● ストロー笛
① ストローの先を2㎝ほど爪で圧力を加えながら潰す。
② 潰した方の先をハの字に切る。(右写真)
③ ハの字の方を2㎝以上口の中にいれ強く吹くと音が鳴る。
〈参考〉E.リチャード.チャーチル、ルイス.V.ルーシング、ミュリエル.マンデル(2010)『たのしい科学実験365日』飛鳥新社
● 骨伝導オルゴール
割りばしを前歯でかみ、割りばしの先をオルゴールに当てると鮮明な音が聞こえる。ストロー(写真右)でも音が小さいが聞こえる。
〈参考〉埼玉大学名誉教授清水誠氏から教えていただいた。(日置塾H29.1.8)
● ダンシングスネーク
① 紙コップの側面に、ペッ トボトルキャップほどの穴をあけ、その穴に筒状にした画用紙を入れる。
② モールを巻いてヘビの形を作り、紙コップの底面に乗せる。
③ 筒状の画用紙に口を当て、声を出すと、ヘビがくるくると回る。
〈参考〉埼玉大学名誉教授清水誠氏から教えていただいた。(日置塾H29.1.8)
● 糸が伝えるS字フックの音
たこ糸の真ん中に輪をつくりS字フック(Sカン)をぶら下げて、糸の先を耳穴にあてる。フックをたたいてもらうときれいな音が聞こえる。糸が音を伝えていることがわかる。
● ばね電話
① 紙コップ2個の底面に、それぞれきりで穴をあけ、糸電話のようにして長いばねをつける。
② 一方から声を出すと、エコーのような音が聞こえる。
〈参考〉理科教育アドバイザー 後藤富治氏から教えていただいた。
この装置は、「静岡理科の会」の10月例会で紹介されたものです。
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