中学3年生の無性生殖の学習で、教材としてベンケイソウ(葉の縁に芽と根ができる)が紹介されています。
生命力が強く、地面に落ちて枯れかかった葉でも芽と根が出てきます。放置すると危険です。しかし、寒さには弱く地上部は枯れてしまいます。
教材店や友人から入手しましたが、園芸店でも「子宝草」等の名で売られています。
無性生殖としてヒドラも紹介しました。ヒドラは出芽という殖え方をし、体から小さな子が誕生します。生物教育学会の講習会で入手した友人からいただきました。
ヒドラのえさは、熱帯魚店で入手した「アルテミア」の乾燥卵から孵化させて使います。乾燥卵を薄い塩水につけると1~2日で孵化します。それをキッチンペーパーなどで取って、塩水を洗い流して与えます。必要な量は本当に少量なので、そのつど必要量を孵化させます。
ヒドラにアルテミアを与えると、アルテミアの卵の殻や死骸などで水が汚れます。水が汚くなると、ヒドラはだんだん小さくなり、丸くボロボロになって死んでしまいます。
生徒が定期的に写真を撮って、その成長を全体で共有できると、生徒の興味・関心につながると思います。
「科教協静岡」「研修交流会」の中学校講座で紹介したものです。
問い合わせ先:杉本寛 pero_hiroshi★hotmail.com(★を@に変えて送信してください)