だ液による糖化実験は大切な実験だが、だ液へのイメージの悪さと片付けの面倒くささが課題。この方法は、簡単に短時間でできる実験方法。
ただ、デンプン液の濃度が一番の課題で、デンプンの濃度が高いと、糖化に時間がかかってしまう。
① 準備
・チャック式ポリ袋(50mm×70mm) 綿球(保健室の脱脂綿の玉)
・ごはん粒 だしパック用袋 ヨウ素液(市販のヨウ素水溶液を10倍に希釈)
・スポイト ビーカー 水 マジック
② 実験方法
・約10グラム(大さじ1)のごはん粒をだしパック用袋の中に入れ、ビーカーの中の約200mLの水に、10回軽くもみ出す。
・スポイトで、前の液2mLずつをA、Bのチャック袋に入れる。
・Aには水で湿らせた綿球を入れ、Bには口の中でよくだ液で湿らせた綿球を入れ、チャックを閉める。
・袋A、Bを手の中で3~5分くらい温める。(体内と同じ温度にするために温める)
・ヨウ素液を2滴ずつ入れて、色の変化を見る。
以上は、科教協静岡「研修交流会」で紹介された実験です。
科教協山梨支部「第19回授業づくり講座」のテキストから引用して編集しました。
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